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「無観客公演」という第68回目の魔界を終えて。

今回はあまりにも想いが深く、なにを書いても陳腐になるので言いたいことを簡潔にまとめていきたいと思います。


この作品は、あおいと夕顔が魔界を去るという大テーマがありました。





サブタイトルの「天国への階段」はふたりが魔界を去ることをイメージしてつけました。


そして夕顔のセリフ。


「母はあなたを捨てます。」





あおいを選ぶのではなく、朧を捨てる。





このセリフが、今、地上で起こっていることに対するワタシの考えです。


人は常に「選ぶ」のではなく「捨てている」のだと。


なにかを得れば、その裏ではなにかを捨てているのです。


今のわれわれはなにを捨てるのでしょうか。





夕顔と同じくわれわれは究極の選択を迫られているのかもしれません。


その時。


あなたはなにを捨てますか?





次回の魔界は4月24日の予定です。


今のところ開催できるかは定かではありません。





捨てて得たものはなにか?


嵐の使者がそれを教えてくれのでしょうか?


まさに春の大雪の中、このブログを書きました。

 Akihito manabe profiel: 

 

研修講師、演出家、脚本家、小説家、作詞家

1968年生まれ

大学卒業後、大日本印刷、吉本興業を経て独立。

「演出」にフォーカスしたコミュニケーションプログラム「アクトレーニング」を開発。教育機関、企業などで幅広く講師活動を行う。

​一方、独特の感性でエンタテイメントビジネスでもハイブリッドエンタテインメント「魔界」の総合プロデュースなどを行う。

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