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第62回目魔界を終えて。

本当にきつい1ヶ月でした。


終わってみれば、過去最高の動員数、過去最高といっていい盛り上がりをみせた第62回でしたが、最後の一瞬まで気の抜けない回でした。





今回は「機動」の回でした。


新しい魔界を生み出すための試金石。





中心的存在であった滝の方役の浦えりかさんが産休に入り、魔界はまさに新しい時代を模索するタイミング。


また、主演の志田くんの渡米も迫り、新しい体制づくりも急ピッチで進めなければなりません。志田くんは渡米後も勿論、魔界の主演はつとめますが、今までのような時間の使い方はできないので、チームの体制はしっかり構築し直さなければいけません。


ストーリーもいわゆる魔界第2世代の登場が始まり、大きな転換を図っています。





あらゆる意味で「機会を逃さず動く」必要のある回でした。


そんな中で、計算外の出来事が立て続けに起こり、ストーリーの根幹に関わる修正が必要になったり、小林さんが急遽、中国から帰国できなくなったりと、危機的状況が最後まで続きました。


里歩選手、紗良さん、野田さん、そして小林さんのピンチヒッターを引き受けてくれたJoe-Gさんと初登場の方も多く、一歩間違えれば崩壊してもおかしくない状況でした。





しかしながら。


魔界のチームの力強さは、この危機にあたって、本来の「最高の魔界をつくる」という目的を見失わず、最後の一瞬まで、集中力と修正力を損なわなかったことです。





チームの力に心から感謝です。


我々は、劇団でもなければ団体でもない(所属メンバーはいますが)。ジャンルも様々、年齢、性別も国籍も様々です。


そのメンバーが自分たちの「常識」に縛られず、柔軟性高く、そして厳しく自律をして動く。その形態はワタシが理想とする組織形態でした。





細かいレギュレーションを作らなくとも、皆が阿吽の呼吸で目的に向かって自走する。今回はその手応えを感じました。


と同時に。


それは魔界の可能性をさらに引き上げることになりました。





まだまだやれる。


アクションシーンの演出を担当わけで行なったり、音楽チームの細かい演出を榊原さんが担当してくれたり、改革が自然発生しています。





新メンバーが増え、キャラクターの生存競争が激しくなり、それは同時に常に良い緊張をチームに与えてくれています。





あとは我々、プロデュースチームが適切な方向と範囲を見定め、魔界を次の戦場に送り込まなければなりません。





その準備は急ピッチで行なっていきます。


まずは、来月!


まだまだ新キャラを投入!!!


第63回はもう始まっています。


次回は9月20日!


第63回魔界~貪食Gluttony




コメント


 Akihito manabe profiel: 

 

研修講師、演出家、脚本家、小説家、作詞家

1968年生まれ

大学卒業後、大日本印刷、吉本興業を経て独立。

「演出」にフォーカスしたコミュニケーションプログラム「アクトレーニング」を開発。教育機関、企業などで幅広く講師活動を行う。

​一方、独特の感性でエンタテイメントビジネスでもハイブリッドエンタテインメント「魔界」の総合プロデュースなどを行う。

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