歴史は現在のために学ぶ。
日テレアカデミアで公開している「社会の変革とイノベーション・徳川綱吉編」
徳川綱吉の治世をふりかえりながら、社会の変革と技術革新が起こるメカニズムに関して講義をしています。
さきごろご紹介したビジネス家庭教師とは形を変えて、オープンセミナー形式で行っています。
ワタシは歴史家や研究者ではなく、あくまでも現在の組織に関するコンサルタントという立場から歴史を「学習ツール」として活用しています。
歴史は「人間の行動の習慣や特性」を表しているものです。
どんなに科学が発達しても、人間がもつ「本質」は大きく変化することはありません。
歴史を俯瞰すると、人間は一定の周期で同じ行動を繰り返していることがわかります。
ですので、その行動に起こる背景や思想を学ぶことによって、現在、生きているわれわれにとってなにを選択すべきかという実に役立つことを教えてくれます。
ただ歴史は、「勝者の改ざん」や「組織の歪みによる改ざん」がたくさん行われるため、歴史書をそのまま鵜呑みにせず、冷静にその事実を分析し、われわれに有用な情報に変換する必要があります。
徳川綱吉という人物も、「組織の歪みによる改ざん」により、不当な評価を受けています。
この講義では、なぜ綱吉がそういう不当な扱いを受けたかということも含めて講義しています。
そして、その背景には、かれが立ち向かったパラダイム変換というものがあることがわかります。
歴史が嫌いな人ほどよくわかる(先入観がないので)内容になっていますので、ぜひご覧くださいませ。
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