変革は痛みを伴う。

最終更新: 2019年7月16日

今年で3期目となった大手小売業さまの次世代リーダー研修がスタートしました。

この研修は、激動の時代の「変革リーダー」を育成するために行われます。

8ヶ月にわたって行われるため、いかに「本質」にたどり着ける思考を養う十分な時間があります。

初回は、「変革」の意味を徹底的に考えていただきました。

「変革」は「改革」ではありません。

「改革」が基盤の上に改善を加えることであるのに対して、「変革」は基盤そのものを破壊して、新しい基盤をつくりあげることを指します。

英語で言うところのScrap&Buildですね。

そして、「変革」(改革も)は綺麗事だけでは済まされません。

それは、「革」の一字に込められています。

「革」のもとの語源は「皮」。

動物から皮を剥ぎ、それを製品化すると「革」となります。

つまり、そこには「犠牲」や「血」が流れるのです。

ですから「変革」はその言葉の中にすでに「犠牲」や「流血」といった残酷な一面があります。

変革リーダーはその犠牲を厭わない、冷血さと残酷さと、それを払っても成し遂げる決意と決断力が必要です。

きれいごとだけでなく、そういう一面から目を逸らさない、そういう部分もしっかりお伝えし、共に考え、学んでいこうと思います。

今年も素晴らしい方々が選抜されて、高い意欲で参加していただきました。

全力で挑みたいと思います。

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